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2007年10月09日

ヨドバシカメラの秘密

ヨドバシカメラ概説

新宿西口本店・マルチメディア館(東京)
マルチメディア梅田(大阪)
マルチメディアAkiba(東京)1960年に、カメラ等の精密機器で有名な長野県諏訪郡の富士見町出身の藤沢昭和(ふじさわ・てるかず)が創業。創業当初は、その名の通りカメラや写真用品が主力であったが、時代の流れにより、デジタルカメラ・家電・パソコンと変わってきている。家電量販店で売上高はヤマダ電機、エディオンに次ぐ3位。売上・利益ともに増加している。

当初の出店形態(新宿・上野・横浜)は、交通至便なターミナル前の一等地の比較的小規模なビルにおいて、エントランスを開放し、フロア全体に多数の商品を同時に陳列・大量廉価販売する手法を採っており、その効果を最大限に発揮するためテレビCMにおいて耳に残りやすい簡単な替え歌を放映して認知度を高めた。当時のカメラは1台数十万円もする高級品が多く、多少の電車賃・時間をかけたとしても、市価より数万円も安ければ十分メリットがあり、加えて商品の比較検討ができる優位性が消費者に浸透した。

その後、家電・AV等も扱うようになったが、1990年代よりパソコン・インターネットの普及に伴い扱い品目が大幅に増えたため、同時多数陳列販売という基本形態を維持しながら店舗面積を当初より大幅に増床した形態(マルチメディア館)の出店に移行する。

最近の店舗の設置では、「駅前立地」を深度化し、駅ビルや鉄道高架下店舗、デパートビルに直接出店するケース、大ターミナルでは再開発用地を買収の上自ら大規模なビルを建設するケースが目立つ。三越を退けて旧大阪鉄道管理局跡地を落札し、「梅田の人の流れを変えた」とまで言われたマルチメディア梅田(ヨドバシ梅田)、秋葉原電気街に大きな影響を及ぼしたマルチメディアAkiba(ヨドバシAkiba)、三越跡地を半年かけて全面改装し西口五番街に分散していた売り場を集約したマルチメディア横浜(ヨドバシ横浜)、それまで商業施設の集積がほぼ皆無だった新幹線口(筑紫口)に着目し、再開発で巨艦店を出店できたマルチメディア博多(ヨドバシ博多)などが代表的な例である。

ヤマダ電機やコジマなどが、主に都市郊外の幹線道路沿いの出店(ロードサイド出店)により店舗数を増加させているのに対し、大都市の中心部の駅前に出店するケースが多いことから、その出店戦略が「レールサイド戦略」と呼ばれることもある。(他にビックカメラも同様の形態を得意とする)これは、車、電車、バスとアクセス手段を確保する事で 老若男女 誰でも来店できるように、との考えによるもの。店舗数はロードサイド出店型に比べて少ないものの、会社帰りのサラリーマンや学生等で平日の集客も多く、売り場面積に対する集客数、ひいては経常利益で比べれば非常に効率の良い経営を行っている。

2005年、上野店で携帯電話売り場担当の派遣社員に対する暴行事件で提訴され、賠償命令を受ける。更にこの派遣が違法な二重派遣(→派遣)だった事が判明、文書で行政指導を受けた。

2007年また、メーカーが人件費を負担して店舗に派遣しているいわゆるヘルパーに対し、閉店後の棚卸しや店内改装などに従事させていたことが明らかとなり、職業安定法違反の疑いに問われている。

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